第二遠州の園
第二遠州の園☆日常の様子
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施設長から
日頃より当施設の運営にあたり、ご理解、ご協力を賜りありがとうございます。
当園の入居者様の年齢構成は80歳以上の方が80%前後で、70歳代の方を探すのがたいへんなくらい高齢です。また、70%が女性の構成です。
50年ほど前、私が子供の頃のおばあちゃん、おじいちゃんのイメージは60歳代で杖をついて腰が曲がっているという偏見を持って生きてきました。自分がその年齢に近づくと勝手なもので、自分だけはまだまだ若いつもりでいます。
厚生労働省は、人生100年時代を見据え、誰もが活躍でき、多様な働き方を選択できる社会の実現に向けて、働き方改革、男女共同参画、デジタル化を行おうとしています。少なくとも70歳までは社会に出て働き、肉体的にも、精神的にもまだまだ老けるには早いと思ったほうがよさそうです。健康長寿で長く楽しく暮らすには、よく体を動かし、食生活に注意し、常に社会と繋がっていて、自分が社会に必要とされる人間であると感じることが重要です。
昨年は、感染症が蔓延していて、外出して色々な人と接触、色々なことを経験することがむずかしい状況でしたが、いずれは感染症を抑えて共存する時がきますので、自分の身体と精神をケアし続けることが大切です。
施設にいても、在宅で暮していても、ケアすることは同じですが、施設にはそれぞれの専門職がいてサポートします。健康の源である食事と口腔まわりのケアは、特に重要です。バランスのとれた栄養を摂ることと、歯と口の中の清潔維持は、管理栄養士と歯科衛生士が専門で担当します。口腔ケアにおいて、顎、口、顔のマッサージは上唇、下唇、頬の運動に関係し、唾液腺を刺激して、「食べる」「話す」という口の機能に深くかかわるということです。女性が毎日化粧をし、スキンケアを行い、人に見てもらう装いをすることは、案外女性の長生きの秘訣かもしれません。このように口の周りと口の中に気を配ることは、健康寿命を長くする秘訣です。
当園において、今年も、栄養管理と、口腔ケアを積極的に推進して健康で楽しく生活ができるようお手伝いをさせていただきますので、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
職員研修会
身体拘束施設内勉強会
感染委員会施設内勉強会
生活委員会施設内勉強会
大河原さんをお招きし、ソーシャルディスタンスを保ちながら、オムツ内環境改善についてお話を伺いました。
全身の皮膚の観察が重要であるということを教えて頂きました。オムツ内環境は高温、多湿になりやすい。皮膚の浸軟は皮膚のバリア機能を著しく損なう。尿、便により、皮膚に対して過度の湿潤状況と科学的刺激を受けやすい。漏れが心配で、パットを重ねてしまうことが、お肌を傷つけてしまう原因になる。オムツ内環境を整えるには、アルカリ性による皮膚刺激を軽減し、『弱酸性』にと持つことが大切と教えて頂きました。